国立西洋美術館が世界遺産に!しかし国民の感情は……

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このたび、東京・台東区にある国立西洋美術館を含む7ヶ国17件の「ル・コルビュジエの建築作品」が、世界文化遺産に登録される事となりました。
日本では、昨年登録された軍艦島こと「明治日本の産業革命遺産」に続き16件目。
こうして見ると、日本の「世界文化遺産」も増えましたね。

……いや、増えすぎでしょう!
世界遺産という事は、あのピラミッドやモン・サン・ミッシェル、タージ・マハルと同等という事になります。
あれらの荘厳な建築物の中に、ごく普通の美術館も加わるという事なんです。これは正直驚きですね。

しかも、国立西洋美術館が完成したのは戦後である昭和34年。まだ57年しか経ってないんです。
当時としては優れた建築物だったのでしょうけど、技術が発達した現代ではありがたみがほとんど消えかかっている面があります。
それに、実物の構造の関係で、「大地震に耐えられる可能性が低いのでは?」という指摘も上がっています。
少なくとも、東日本大震災の際に台東区で観測した震度5弱程度の揺れには耐えられるようですが、それ以上の地震が発生する可能性が否定しきれない以上、危険である事に変わりはないようです。
まぁ、他の建物にも言えるんですけどね。

今回の場合、決定時の情勢も踏まえた批判が集まっています。
世界遺産の登録会議はトルコのイスタンブールで行われるのですが、ここ数日のトルコで何があったのかは、普段ニュースを見ない人でも知っているでしょう。
民間人にも犠牲者が出る大惨事が起きたばかりなのに、そんな呑気な事をしていた(しかも飽和状態の世界遺産を決めていた)事も、顰蹙を買う要因となったのです。

もっと言ってしまえば、世界遺産を決定するユネスコそのものに対する批判は、以前からあります。
兼ねてから、日本で世界遺産が登録される可能性が浮上してくるといちゃもんをつけてくる中国・韓国という存在があります。
これらの猛批判に折れたのが、先の軍艦島なんですね。
詳細は長くなるので割愛しますが、これが日本人の感情を逆なでする結果となったのは、記憶に新しいところです。

飽和状態な世界遺産、会議が行われた地域の情勢、決定する団体に対する不信感……。
日本人にとって、世界遺産に登録される事が不名誉になる時代は、遠くないのかもしれません。

ソユーズ宇宙船、打ち上げ成功!

はじめまして。
テレビを観ながらあーだこーだとくっちゃべってしまう習性があるのですが、そのたびに家族から「テレビに向かって相槌打つのやめなさい」と言われちゃいます。
今回は初めての更新なので、明るい話題について触れますね。

このたび、ロシアのソユーズ宇宙船が打ち上げに成功し、国際宇宙ステーションに向けて旅立っていきました。
ソユーズには、11人目の日本人宇宙飛行士となる大西卓哉さんも登場しており、連日話題となっています。
宇宙飛行士になるだけでも相当凄いのに、さらに日本人ともなると、国民として本当に誇りに思います。

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なお、宇宙飛行士はちょっとやそっとの事ではなれません。
調べてみたところ、宇宙飛行士に求められる素質は、おおむね以下の4点のようです。

●長期間宇宙に滞在できる強靭さがある(肉体的にも精神的にも)
●世界共通語である英語でのコミュニケーション能力が十分である(他言語も求められるかも)
●大卒以上で、自然科学系専攻である(理工学部・工学部など……興味がある方は調べてみましょう)
●自然科学に関する開発や研究の経験が一定期間以上である(3年以上が目安)

文字でまとめただけでも、非常にハードルが高い事がわかります。
この高いハードルを乗り越えた上で、さらに必要な訓練・経験を積んだ人だけが、宇宙飛行士として広大な世界に旅立つ事が認められるのです。
地球上とは全く異なる環境で過ごすわけですから、生半可な人では絶対になれません。

こう考えると、これまで人類に多大な夢と感動を与えてくれた宇宙飛行士とそれに係わる方々は、本当に素敵な存在です。
近年は宇宙開発絡みの問題(スペースデブリや事故・事件等)も目立ってきていますが、未だ謎だらけの宇宙を目指して純粋に努力している方も大勢いらっしゃる事でしょう。
私たち一般人は「すごいなぁ~」と言いますが、実際にはそんな簡単な言葉では表現できないほどの研鑽を積んできているんですね。

大西さんの宇宙滞在期間は、およそ4ヶ月ほど。
無事に任務を全うして帰還される事を願います。